企業法務の頭の中

企業法務を中心に実務目線で法律の基礎知識をまとめるブログ。一般民事弁護士から企業に転身した法務部員の頭の中を公開します。

労働法~働き方改革法案~

第1 働き方改革について 1 概要 働き方改革とは、「一億総活躍社会」を実現するため、非正規雇用労働者の処遇改善や 長時間労働の是正など、労働制度の抜本的な改革を行うもの。 2 目的 アベノミクス新3本の矢実現を実現する社会的基盤となる労働制度の…

NLPプラクティショナー(おまけ)

プラクティショナーコースに参加したら無料参加できるコミュニケーション能力マスター講座に参加してきた。 問題解決の観点からのコミュニケーションを扱っていた。 概要を下記する。 【前提】 問題解決コミュニケーションには、手順以前に双方が解決に志向…

問題解決思考② ~垂直的思考(MECE / 帰納と演繹)~

【MECE】 Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で「漏れなくダブりなく」分析すること。それ自体はフレームワークというより、フレームワーク思考をするための視点ととらえておいた方がよい。 MECEに整理する切り口として清水久三子さんは著書で…

労働法~退職~

社内講師を務めることもあるため備忘と研鑽のために退職に関しまとめておく。 まとめた内容が下記のMAPであり、MAPの内容の概要について説明を記載しておく。 【前提】 従業員と会社の関係は雇用契約関係なので、従業員の退職は契約の解消として整理される。…

労働法~問題社員対応~

社内講師を務めることがあるのでその準備や復習を兼ねて、問題社員対応を法務観点で整理する。 以下で上記のmapの意味を説明する。 【労働法の世界観概要】 労働法の背景には雇用の社会経済的な性質や労働者の権利保護という憲法上の要請があるため、会社の…

NLPプラクシティショナー3,4日目~後半①~

【スウィッシュ】 スウィッシュは、過去の嫌な出来事のイメージを望ましいイメージへ変化させるテクニック。これにより、過去の出来事から呼び起こされていた不快な感情を消去させる。 ワークを行う際のポイントは、下記。 嫌な出来事と望ましい状態、それぞ…

NLPプラクティショナー3.4日目~前半~

人は外界での出来事を ①表象システムを通じて受け取り ②受け取った情報に意味付けし ③その意味に則り体内で反応が起き ④コミュニケーションとして表現される。 上記の①から③がプログラムである。 プログラムは本人が意識してる場合があり、これが思考である…

英文契約書① ~学習方針~

業務上英文契約を扱う機会があり、習得のため学習中。学習方針とその内容をまとめる。また、主に下記の3冊を中心に学習に、辞書代わりに長谷川先生の書籍等を利用 (参考図書) 寺村淳「はじめての英文契約書の読み方」アルク 2016 山本孝夫「英文契約…

問題解決思考①-思考の体系-

問題解決のための論理的思考力は、他の能力をつけるためのOSな例えられることも多く、実務家のスキルの根幹ともいえる。 そこでかかるスキルを効果的に習得し磨きあげるため、まず、論理的思考について体系と基本的知識をまとめることとした。基本的な知識に…

NLPプラクティショナーコース(1,2日目)~後半~

2 コミュニケーション ⑴ コミュニケーションの目的 ・コミュニケーションは相手のためにあり、相手の反応に意味がある。 ・効果的なコミュニケーションをとるために、 -ゴール・意図を明確にする -キャリブレーション -行動の柔軟性(固執しない、相手に…

NLPプラクティショナーコース(1,2日目)~前半~

【目次】 1 NLPとは ⑴ NLP ⑵ 代表システム/表象システム ⑶ アイ・アクセシング・キュー 2 コミュニケーション ⑴ コミュニケーションの目的 ⑵ ラポール ⑶ キャリブレーション 3 自分を整える ⑴ 自らが整った状態にある必要性 ⑵ アソシエイト、ディソシエイ…

成長のためのNLP

法曹実務家としての成長のために、自らを常に良い状態におけるようにする、人間を知り理解しより良いコミュニケーションをとれるようになることを目的にNLPを学習しております。 NLPの体系をまとめてみると下記のような整理になりました。 個々の内容につい…

司法試験に合格する勉強法

弁護士を含め、法律実務家になるには、まず司法試験に合格する必要があり、司法試験で要求された内容は今も実務で要求され続けているように感じます。そこで、本記事では原点である司法試験に関して整理してみました。 第1 司法試験ってどんな試験? 1 司法…